先日、年長の子どもたちは、運動会種目である“バトンリレー”の参考にと成人男子4×400メートルリレーの映像を鑑賞する機会があった。
「見様見真似」は子どもたちにとって大事な遊びの一つ。“バトンの渡し方”とか、“早く走るには”など、決して技術面を参考にするためだけの目的ではない。子どもたちにはどんな事も本質・本物(リアル)に触れたり、見たり、体感する事でそれが各々の育ちに繋がるきっかけ(発見!)になってくれたらいい。(欲を言えば、実際に生で競技大会を見に行くことが一番ベストな体験だとは思うが。)
そんな中、ある男の子が映像に映る五輪のエンブレムに気付き、「これってオリンピックでしょ?」と言ってきた。・・そうか、きっとお家で来年行われる東京オリンピックの話でも聞いたり話したりしてるのかな?映像を鑑賞する中でオリンピックに結びついたことも一つの育ちの場面。
運動会の本番は1度きりしかない。それと同じように、子どもたちにとって毎日の練習や遊びも1度きりしかない場面だ。そのたった1度しかないその日の場面の連続の過程に本番という場面がある。更にそれが次の育ちの場面へと続いていく。ゴールはあるようでないようなものかもしれない。
本番だけではなく、毎日の1場面が子どもたちにとって“金メダル級の育ちの場面”であること。周りにいる大人は是非その姿、場面を見逃さず、サポーターとして、一緒にその場面を共有できれば正に『ひかりンピック』なのかな!ふれ~ふれ~ひかりっこ!