近頃では、年少の子どもたちが掃除を一所懸命にやっている姿が見られます。
一言で掃除と言っても、子どもたちにとってみれば“やりたい遊び”のひとつ。ただ単に綺麗にすることだけが目的というよりは、道具を使って細かなものを上手に集めてみたり、水を絞った雑巾で拭けばピカピカの道が出来ることに関心したり、滑る感覚を楽しいんでしょうね。きっと年長のお兄さんお姉さんやクラスの先生が部屋を掃除をしている姿を見て、大人の真似をしたいのかな。初めは真似でもやっているうちに他の遊びやお手伝いに発展していくでしょう。発展こそが育つ姿なわけで、体験を通した遊びの繋がりがいかに重要な事と考えさせられます。
身体を使い、自分でやった成果を味わったり、感覚を楽しんだり、その姿を見た周りの子もやってみたくなる、そのうちに楽しさを共有している姿もあります。なにより掃除をすれば褒められるし、みんなが喜んでくれますからね。
単純な掃除といえど、実は大いに自ら育つ力の要素にもなっているんですね。
こういう姿を見逃さず、大事にしていきたいです。